*一酸化炭素中毒とは、
ガス機器や石油機器が正常な燃焼を行うためには十分な空気(酸素)が必要だが
正しく使用しないことで酸素が不足して不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素(CO)という有毒なガスが発生する。
このCOは色も臭いもなく、毒性が強い気体のためほんの少しでも吸い込んでしまうと気づかないうちに中毒になる危険がある。
初期の症状は風邪に似ていて、気づきにくく、次第に頭痛、吐き気がしてきて、手足がしびれて動けなくなり、
重症になると、人体に強い機能障害を起こし、意識不明になって死にいたることもある。
自覚がないまま、危険な状態になることを
サイレント・キラーと呼びが、タバコのニコチンやタールなどに目を向けがちだがCOこそ最も怖いサイレント・キラーなのではと言われている。
血液中のヘモグロビンとこのCO は結びつきやすい性質をもっている。酸素に比べて200倍以上も結びつきやすい傾向がある。ヘモグロビンとCOが結びつくと酸素不足になり酸素運搬能力が低下、結果
一酸化炭素中毒になる。
一般的に、約1~2時間の燃焼で危険濃度に入る。吸い続ける時間が長いほど
体は危険状態になる(記憶に新しいのは「自宅囲炉裏で焼き鳥をしていた男性3人が中毒になりうち2人が死亡」があります)。
*防止策
器具の点検→定期的な点検・清掃
換気→換気扇の使用・定期的な窓の開放
全く無縁な事と思ってたことがすぐ身近にありました。
作業中呼び出され、大事なお話がと
??・?
なにか問題が?
命にかかわることです。と言われ
上記の一酸化炭素中毒の事でした。
毎朝、作業前にボイラー室のスイッチをONにして、午後作業終了後にOFFにするんですが、このボイラー室が不完全燃焼状態にあり、危険ですから、ドアは開けたままで二人体制でON・OFFをしていただきたい。との事。
つまり、ドアを閉めたまま中にいると中毒するのです。
幸い、ドアは開けたままON・OFFしてたし、その作業はほんの数秒。
たぶん、今まで定期点検もしてなかったんでしょう。たまたま見てみたら、の話し。
怖ろしいですね。たぶんボイラーもかなり古いんでしょう。熱交換率が悪くなり不完全燃焼を起こしやすいそうです。
COを察知する警報器も設置してないし、哀れな環境で仕事してますね。
今まで何事もなかったことが不思議です。
とはいえ、ボイラーどうするかは
まだ聞いてません。。。。
皆さんも、これから寒くなるので、ガス機器、石油機器の取り扱いにはご注意ください。